Keep On Movin'

ブン殴られても立ち上がるブログ

Dream Trip② 〜教えてくれ篇〜

前回まで☟

 

①遊泳讃歌篇

http://dope9328.hatenablog.com/entry/2019/01/09/173320

 

 

自分の出した曲を自分で紹介するシリーズ第2弾。続いては2曲目の「教えてくれ」

 

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2. 教えてくれ

 

ビート自体はオリジナルですが、敢えてprod.を付けなかったのは色々な理由があります。

 

元々会社の元同僚(以下:そいつ)が俺をイメージして作ったビートなんです。しかしまだ仮の状態で、聴いて色々直していくという作業に入るはず、が…俺の家自体パソコンがその当時1台しかなくて、そのパソコンもガタが来てたので貰ったビートが入ってるCD自体読み込まなかったのです。

「聴けねぇじゃんか」と啖呵を切ったら「そうか」と言い、話は流れました。そして、時は流れ、そいつは会社を辞めました。

一口に辞めたと言っても、先輩によるパワハラが原因でした。

 

そいつは病気で、俺が寝る前に好きな同僚の女の子(以下:A)の事について電話で5時間も語るという妄想癖がスゴいヤツで、Aに対する愛情は凄まじく、勤務終了後に会社のタイムカードを切る機械を通って帰らないといけないその場所に待機し、その子が来たタイミングで偶然を装って現れ、一緒に無理やり帰る行為が報告されて何度注意してもやめないバカでした。

一方でパンクとEDMという暴れられる音楽が好きで、洋楽に知識が長けていたのでビートを作ってもらう、って事になったり。しかしストーカーの件だったり、仕事がいつまで経っても出来なかったりで、同僚で話せる奴が俺ともう1人別の同僚しかいなかった、それがマズくて。

AにLINEで告白し案の定フラれて途方にくれたそいつは、バイトで会社で勤務してた別の女の子に恋してしまいます。しかし、同じ勤務になった途端、立ちはだかったのはそいつの嫌いな先輩。

恋心を知ったその先輩はそいつを完膚なきまでにいじめ倒し、気を病んだそいつは鬱病になり会社を休職、そして退職にまでなりました。

バイトの女の子は彼氏がいたことは俺は知ってたけど、まぁその子は死ぬほど優しい子で。そいつ、優しい子に弱かったんだな…と辞めた時に気付きました。Aも優しい子だった。

 

前置き?が長くなりました。そんなそいつが作ったビートを聴いたのは自分のパソコンを自分で購入してから、たまたま見つけて聴いた時に、「穢れがないな」と思いました。パンクとEDMが好きなそいつが、邪心を捨て、金も入らないのに、ガンガン100%ピュアで勝負しに来たな、って。

 

実は、嫌になって連絡先をブロックし削除してしまったので、そいつの連絡先はいま知らない状態です。なのでビート使用は無断です。

prod.を書いてしまうと迷惑が掛かる…ので書いてない、って言うのが理由です。

しかし、いずれ、何らかの形で交流しないといけません。その手筈は将来、取ります。

 

そしてこの曲、一回新橋サイファーの常連であるSak_riceさん主催の「ほし降る夜に」のLiveで披露した時に、やけに反応が良かったんです。

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↑表記はありませんが、EPリリースLiveでやらせてもらいました。

 

「あの曲、なんてやつなの?」「あの曲すごく良かった!」と、予想以上に続々と頂きました。

知人に話したら、新橋サイファーのサラリーマンと、ミクスチャーロックが流行り出した時代とがちょうど被ったりしたからロックで反応したんじゃないか、との声をもらった。

DRAGON ASHの「greatful days」とか。

 

Dragonash /grateful days - YouTube

 

いま自分が所属する「ゆうまーるBP」にも、仲のいい奴が続々といなくなってしまったりという時期も照らし合わせて作りました。仲間への弔い、そしてもうそういうのはやめてほしい、俺らで楽しい未来を作ろうぜ、という意味を込めて。

 

今作で唯一、Music Videoも作っています。

監督、撮影、編集は全部俺で、一夜だけの撮影で作りました。渾身の出来だとは思います。

先述した"知人"は、主演で出ています。

 

move - 教えてくれ(MV) - YouTube

 

曲作りの参考にした曲は不可思議/wonderboy「Pellicule」MOROHA「革命」です。

 

Pellicule

Pellicule

  • 不可思議/wonderboy
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

ラブリー・ラビリンス

ラブリー・ラビリンス

 

 

革命

革命

  • MOROHA
  • J-Pop
  • ¥200

MOROHA II

MOROHA II

 

 

2曲とも昔話の同窓会での会話のような語り口調で入ります。ポエトリーの部分で感銘を受けたのもこの曲を形成する上で語らないといけないやつですね。

俺はいろんな、俺の目の前から消えた奴へこれからも伝え続けます。

 

2曲目解説はここまでにしましょう…

疲れた…

 

次回は「interlude」!