Keep On Movin'

ブン殴られても立ち上がるブログ

チャットモンチーはすごい

チャットモンチーはすごい。

 

ラッパーとして言うのはどうかと思うから1人の人間として言うけどチャットモンチーはすごい。

 

チャットモンチーが解散を発表 2018年7月で「完結」 - 音楽ニュース : CINRA.NET

 

知っての通りチャットモンチーは女性ロックバンドで、邦楽シーンを目立たず静かにファンを魅了し続けていたが、今年で「完結」する事になった。

 

「解散」じゃなく、「完結」だ。

 

関係ないけどBEAT CRUSADERSとかは「散会」とかたまに「解散」と違う言い方をして解散する。それはあくまで色物なりの最後の足掻き方だ。

 

話を元に戻せばチャットモンチーは「完結」する。

正直このニュースは先日のももいろクローバーZ有安杏果の脱退より驚いた(あんまファンじゃないからかもしれない)。

 

なぜチャットモンチーは「完結」という言葉を選んだのだろうか。

それはチャットモンチーが「物語」を歌で描いていたからだと思う。

 

 

例えば最近個人的にハマってる

「どなる、でんわ、どしゃぶり」

の歌詞を見てみる。

 

どなる電話の先に どしゃぶりの雨音
あなためがけて降ってる これでもかっていうくらい

どなる電話の先にお笑いのTVの音
私めがけて鳴ってる これでもかっていうくらい

あぁ さようなら ああ
これで 何もかもわかったよ 今さら口にも出せない
あぁ さようなら ああ
これで 何もかも 終わったね
でもさっきから あやまって ばかり

過去と今日のコントラスト 私は大事
変わらないでいたかった だけどあなたはもう
喧嘩だってこれでラスト 本当はどうでもいい
うやむやにしないのは 全部あなたのため

あぁ さようなら ああ
私はあっち向いてる それはわかるよね?
あぁ さようなら ああ
嘘はつかないつもり
でもさっきから 泣いてばかり

あぁ さようなら ああ
さようなら さようなら

さようなら あなた
これで 何もかも 終わったね
でもさっきから 泣いてばかり

 

この歌詞はすごくて、

怒鳴ってる「あなた」、謝って泣いてる「私」の電話の『別れ』の何分ないしは何時間かを描いてるんだけど、「雨」と「お笑い」の対比だとかが、シンプルかつ秀逸で。

 

あぁ さようなら ああ
これで 何もかもわかったよ 今さら口にも出せない
あぁ さようなら ああ
これで 何もかも 終わったね
でもさっきから あやまって ばかり

ここの部分とか、今までどんだけ我慢してんだよ…とかがグッと心にくる。

 

聴いたことない人はコレだけじゃなくて是非聴いて欲しいんだけど、ラストにかけての激しくなるメロディが本当に心情を表していて心が苦しくなる。

 

 

こういった「物語」をチャットモンチーは曲として紡いできていた。しかもバッチリロックとして昇華して。

他のガールズバンドには出来ない等身大かつ確実なスキルで時代を席巻していたんだなと改めて感じた。

 

約束もしないのに 決まってた手と手
きっと今から落ちてしまう
熱くなったチョコレート ひどく甘い匂い
わたしはすでに落ちている ゆるりゆるり融けながら

地下鉄は 生温い風 唇たたく 髪の毛の音
寄り添いたいな 鼻歌口ずさむその肩に

二人ぼっちに 慣れようか
朝昼夜 その先でもいいから
二人言で しゃべろうか
振り返る訳 触れずにはいられない
二人よがりに なりたいな
当たりくじだけの くじ引きがしたい
二人占めしていたいから
夢にまで見た夢に 手が届きそう

快速の終着は 知らない街と人
きっと今から落ちてしまう 運命に気づいている

夕暮れは 二人の影を 熱く赤く 染めてくわ
憧れてるの どこにでも行けそうな その足のサイズ

二人…
二人ぼっちに 慣れようか
逆算はできなくてもいいから
二人ぼっちは 好きですか?
リズムがあう それだけで恋しいんだ
二人よがりに なりたいな
当たりくじだけの くじ引きがしたい
二人占めしていたいから
夢にまで見た夢に 手が届きそう

 

これは「恋の煙」の歌詞だ。

 

恋の煙

恋の煙

 

「二人ぼっち」「二人言」「二人よがり」「二人占め」連打する、固執する女の子の愛のメッセージ。

「チョコレート」と「融ける」、自分とチョコレートの対比。完璧。

 

恋があって別れがある。

この対比を両方きちんと描けるセンスがマジで素晴らしい。

 

ところで、チャットモンチーは元々3人組で、Vo.,Gt.橋本絵莉子、Ba.,Cho.福岡晃子、Dr.高橋久美子の3人で活動していた。

 

CHATMONCHY | DISCOGRAPHY

 

CDジャケットはたまにそれを象徴するように3人で写る時が多かった。

 

 「chatmonchy has come」

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「恋の煙」

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「恋愛スピリッツ」

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「耳鳴り」

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「生命力」

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「風吹けば恋」

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「告白」

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「表情」

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仲が良かったんだろう。と伺える。

2005年〜2011年4月まで出したCD18枚中8枚が3人がCDジャケットとして映ってる。

 

しかし、2011年9月29日にDr.,Cho.の高橋久美子が脱退したのだ。しかし橋本と福岡は諦めずに2人での活動を選び、福岡はドラムに転向した。

 

「ハテナ/夢みたいだ」からCDジャケットが2人になる。

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笑顔で映ってる。

 

「変身」

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「majority blues/消えない星」

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最後にシングルとか出すのかな。

どんなジャケットになるかが、気になるところだけど…

 

語彙力が全くないんですが、こんな感じで。

知らない人は、是非チャットモンチーという存在に気づいて欲しい。

チャットモンチーが解散しなきゃいけないこの日本を恨まなきゃいけないんだ。

 

しかし物語はいずれ「完結」する。

そんな「最終章」最後のチャットモンチーを、見てみたい。

RIJF2017で見なかった事が本当に悔やまれる。

 

最後に、この記事をみんなが気に入るように俺からこの歌詞というラブレターでお別れしましょう、さようなら。

 

わたしの知らないところで
傷ついてはいませんか?

誰も見えないところで
泣いてはいませんか?

涙は
他人に見られて
初めてカタチになるの

涙は
他人に見られて
初めて輝き出すのです

わたしの知らないところで
わたしに傷つけられてはいませんか?

過去は生きてく都合で
形を変えてしまうもの

あなたは
ひとに愛されて
初めてあなたになるの

あなたは
ひとを好きになって
何度もあなたになるのです

わたしの届かぬあなたへ

愛のある日々を
栄光の結末を

どうか
あなたに あなたに

 

Last Love Letter

Last Love Letter

 

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 move

 

恐怖の黒船、来航。

moveです。

 

1年に1回、出来れば来てほしくないイベントがとうとうやってくることになった。

アメリカにいる叔父叔母家族の『実家帰宅』だ。

 

「え、お前アメリカンな血が入ってるの?」

「英語ペラペラなの?」

 

なんて声が聞こえてきそうだが、親父の妹(つまり叔母)がアメリカに行って海軍の人と結婚してアメリカ国籍を勝手に取っただけだ。

1人娘(つまり従姉妹)がいて、その子はアメリカでも有数のエリート大学へ進んでいる俺とは違う世界にいる子だ。

 

元々俺のオカンは知らんが親父家系は無茶苦茶頭が良く、じいちゃんはある外国語の大学名誉教授(その道では有名らしいから詳しく言えんけど)で、確かばあちゃんは音楽の元大学教授。そこら辺の親戚も全員エリートだが、親父だけイヤになって暴走族の副総長になりやがって「あの宇梶とやり合ったんだ*1」とずっと言っていた(後にオカンが「副総長な訳無いじゃん」と一蹴したので真偽は分からず)くらいで、親父の代から兄弟全員がダメ人間街道を渡っている。

 

従姉妹は恥ずかしがり屋で人見知りだ。そのくせプライドだけは一丁前で、日本に来ても意固地になって日本語は一切喋らない。喋れよ。つかお前のオカン元日本人だぞとか思うが仕方がない。

 

叔父も何か苦手だ。現地人だからだけどアメリカンで、しかもアメリカンなくせに全然友好的じゃない。さすがネイビーだ。カエルの子はカエル=カエルの親はカエル。

 

そして極め付けは叔母。俺も俺の親父もタバコを吸うが、叔母は大の嫌煙家だ。ヘビースモーカーの親父も隠れて吸ってたのを思い出す。1回facebookでタバコを吸ってた時の写真を上げたら「吸うなクソが」みたいな乱暴なコメントを残されたのをキッカケに嫌いだ。一応俺はお前の兄の息子じゃボケ。

 

ばあちゃんは何だかダルい。ばあちゃんもタバコは嫌いである。でもそこまで言わないから普通に好きだが、昔ばあちゃんが連れて来なさい、日時はうんたらかんたらとか勝手に決められてばあちゃん家に元カノを連れて来た時があったが、別れた後にばあちゃんに「あの子はデカかったわねぇ、別れて良かったわよ、あなたには似合わない」とか謎のdisを受ける羽目になったり*2、大好きな孫(でも従姉妹の方)の写真を延々ばあちゃん家で見せられる。しかも写真を見せるのは何故かiPadだからコンピュータおばあちゃんだな、PUNPEEの曲であったな*3とか頭で少し思ったりする。

 

そのくせじいちゃんは物静か*4。たぶんばあちゃんの明石家さんまもたじろぐマシンガントークを受けないから被害がこっちにくるのだ。やだ。

 

こんなんなら行きたくはないんだが、普段イベント事に赴かないオカンが「来なさい」と頑固だし、前もって言うから(2ヶ月前とかに言い出す)行けなくなると頭に血が上りギャアギャア叫び出すのだ。仕方がないから…って感じだ。

 

タバコは吸えない、叔母しか日本語が通じない、ばあちゃんのマシンガントークに耐えるしかない、、、など、色んな過酷な条件を満たした楽しくもない1日がいよいよ来る。

 

恐怖の黒船、来週に来航。

 

追記: どうやら親戚まで来るらしい。何でやねん。葬式とか何回忌とかじゃないんだぞ…

しかも再従兄弟(はとこ)の問題と俺の兄弟間の問題で2daysらしい。まさにAmerican Pank Bandの来日地獄ツアー。

 

*1 : 宇梶剛士 - Wikipedia

芸能人の宇梶剛士は暴走族出身として有名

*2 : 元カノは体重がふくよかだった。二の腕がプニプニ過ぎて柔らかさを再現した商品を発表させて一生触っていたいと思っていたくらいだったが、本人は嫌がっていた。

*3 : 

コンピュータ feat. PUNPEE

コンピュータ feat. PUNPEE

  • WATTER
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥150

WATTERの曲だった。

*4 : 三國連太郎に顔も雰囲気も似てる。

 

 

まだ20代前半のくせに半生を振り返ってしまった

最近全く寝れません。寝るって言っても会社でだとか休みに寝溜めみたいな事をする不摂生な生活。金が無いから出歩けない。貧乏寝てばっかし。

 

今日に至っては寝てすらない。いや、それは結果論で、寝る努力はした。けど寝れなかった。

 

仕方がないし、どうせ寝れないなら、と過去の回想に耽る為に写真フォルダを漁る事にした。

 

 

 

やっぱり、大学の時の写真が多い。

大学の時、俺はみんなから見てどんなキャラだったのだろう。

 

俺は映画の大学に通ってた。

本当は音楽関係の仕事に就きたくてその専門学校に入学が決まっていたのに、暇つぶしに行った新設大学のパンフレットを親父に見せたら親父の目の色が変わって「ココしか入学は認めん」とか訳の分からん事を言われて仕方なく入った。

 

作文ばかり書かせられた高校に言ってたおかげでレポートは余裕、脚本も本好きのお陰でサクッと物語が書けて2年?3年?かのゼミでやる短編4作品のうちの1つの脚本に選ばれたりした。

 

映画は全然観てない。好きではなかった。時代劇映画が好きな親父に色んなところを連れ回されてた覚えはある。

でもその中で観た「壬生義士伝」という映画は、大学4年間で通って映画を沢山観ても越せなかった。

 

 

壬生義士伝 [Blu-ray]

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そんな中兄貴に連れられて、やっと好きになったのが、HIPHOP、MC BATTLEだった。

 

 

 UMB2010東京予選。ここから俺は色んな現場に足を運んだ。

 

こっから先は長ーくなるし自分でもどうでもいい。

 

ただ、マイクはまだ握ってるし、未だにヒップホップが大好きだ。

 

 

 

大学を振り返ると過去から現在へシュンと行ってしまう、悪いクセ。

 

でも、あの大学でヒップホップやろうと思えた、それは前にブログで書いた通り。

今でも感謝してるし、いつか大学へまた遊びに行こう。

 

 

2016年12月は3,4本のMC BATTLEの大会に出ようと思う。

来年は転職活動など色々と考えてるのでどこまで大会に出れるかはハッキリとは分からない。

 

やれるとこまで突っ走る。

何回も言ってる話だけどね。

また綺麗事みたいなブログになってしまった、そろそろ会社へ行く準備をしなくちゃいけない。

 

頑張ろう…

 

大学のみんな、待っててくれ。。。

 

 

move

 

タバコの煙に無関心を謳えば

後輩にやたらと押しつけ、何も仕事してないまんま勤務を終える。いつものように喫煙所でタバコに火を点け煙を出す。

 

煙はまるで意思のない人間のように上に流れていく。

 

「意思のない人間」。

 

無関心な人間ほど、怖いと最近感じる。

 

 

今日の夜は仕事労い会が催される。こういう飲み会は、仕事が無ければ大体自分は向かう。

 

もちろん、それが義務であると感じてるからだ。出欠表なんざ無くてもみんな◯つけて当然だと思ってる。

しかし、出席率が異様に低い。

 

1年目の新人は7人中たったの1人、2年目、つまり自分の同期は12人中3人。

3〜5年目は10人中2人。

何なんだろうこの出席率は。期間なんて長く取ってたのに、あまりに少な過ぎる。

 

予め言っておくが、別に自分は強制はしてない。彼氏/彼女持ちならそちらを優先していいと思うし、友達でももちろん構わない。だが、華金で、そんなにお前ら予定あんのかと言えば、大抵そんな予定もなく帰宅してる連中ばかりだ。

 

もちろん上司も参加する。上司はそんなにスパルタな人はいないので、無礼講よろしく仲睦まじく話ができる常識的かつ良識ある人間たちだ。

 

そういう人達と話すと様々な事が分かる。人となり、性格、苦労、笑顔…顔のシワなどから一挙手一投足、手に取るように嘘か真か分かる。

呑みの楽しさというのは、そういうコミュニケーションから始まる。そこで親睦を深めて会社でも有意義に勤務を遂行する事が出来る。

 

それで行かない奴らは次に発する言葉が

「早く辞めたいな」

 

だったら早く辞めてくれ。目障りだ。お前が煙たがられる理由がなぜ分からない。

 

「呑み行かないと仕事煙たがられるの?」と思うかもしれないが、大体呑みで出席率が高い奴は仕事でのポテンシャルの高さが凄まじい。それを両立できる奴が社会で適応していくんだな、と傍目で見て実感出来る。

 

もはや「ゆとり世代」だけでは片付けられない問題だと思う。呑みの場でのバイブスの共有への意識の薄さが、仕事への意欲を削いでるのはあまりにも問題すぎる。

 

「この人たちを、迎えたのも私達なのにねぇ」

 

おばあちゃん上司もそう嘆いていた。

 

そう、みんな、感謝が薄れてる。この世は3億総無関心社会。活躍するのは難しいな、自民党さん。

 

楽しく生きる事を探してみないか?と言いたくもなる。

 

 

給料日前だから金がないかもしれない。

でも俺も金がないからそんな言い訳は通用しない。いや通用させてたまるか。馬鹿たれ。

 

 

 

俺だって仕事明け寝てすぐだよ。

でもああいう場で歓談できるんだから、良いんじゃないのか。

 

クソぉ。

 

 

 

タバコを吸い終えて、喫煙所を出る。

外はすっかり晴れ渡り、長袖を着てきた自分を少し恨んだ。

 

「3億総無関心社会」ーーーーー。

 

 

 

 

 

イヤだなぁとか思いながら、帰路に着いている。あと2駅で最寄駅だ。

空の箱に溜息を入れて、電車に揺られている。

 

 

move

ラップを知らない人の前でフリースタイルラップをするか問題

どうも、moveです。

 

昨今フリースタイルダンジョンでラップブームがグングン来ていますね。

 

というわけで、今日の呑みの話。

 

 

 

会社の友達と居酒屋で呑んでいた。辞めたバイトの子も入れて。

普通に音楽の話をしてたら急に言われる、魔の言葉。

 

 

 

「そういえば、ラップしてるんでしょ?ここでやってよ」

 

 

 

出た。何なんだろうこの馬鹿さ加減。反吐が出そうになるし、言われて怒り狂うほどムカついた言葉ランキングなら2位である。1位は「最初から好きじゃなかった」である。元カノに言われた別れの言葉だ。

 

 

 

さて、みんなは、やるだろうか?やらないだろうか?

 

 

 

あくまでフリースタイルダンジョンぐらいはちょこっとだけ知ってますよくらいの知り合いの前だとして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は絶対に「やらない」を選択する。

 

 

 

ラップを出来なくても"知ってる"奴ならいい。要はラップヘッズ。

色んな音源やバトル。そういうものをある程度知ってる奴なら、「ああ、今のやつはこういうやつのサンプリングじゃん」となる。知らなくても引用と分かれば良い、調べたりして段々耳が肥えて良い循環が生まれる。

 

 

 

でも厄介なのが知らない奴ら。

例えばフリースタイルを披露したとして「俺とお前なら何でもありだからさ」と言うとしよう。

観た人なら分かるが「MC漢とKNZZのBeef」のMC漢フリースタイルセッション中の引用だ。

 

でも絶対にヒップホップ知らない人はあんなの観てないし、上手く絡めても「?」ってなるだけだ。

 

音源の一節を引用してもダメだろう、「雨降りの月曜〜」とか「知らざあ言って聞かせやしょう」とか…

一般の感覚の「音源で分かる」のはせいぜい「東京生まれHIPHOP育ち」ぐらいだろう。

 

 

 

そう、つまり沸く所に沸かない→沸く所が限られているという、つまり制御された「縛りフリースタイルラップ」という無意味かつ地獄絵図が勝手に出てくるのだ。

 

 

最近Lick-G君は「観客の耳を音源のレベルまで上げたい」と言ってるが、俺は「一般人の耳をラップヘッズのレベルまで上げたい」のだ。

 

実際そんなラップってまだ認知化されてない。

 

バトルdigっても絶対に音源までdigっている人はかなり少ない。

 

 

 

どうせやるなら沸かせたい。それがラップやってる奴の本望だろう。それが出来なかった、いや理解できなかった場合の後始末はどうするのだ。

ゲロ吐いた奴の後始末をしないで帰るか?しないだろう。まずは聴いてからにしてほしい。

 

 

ラップをある程度深めてから聴くべきだ。大人の礼儀。

「お前らのバンド名前聞いたことないな、どんな感じ?聴かせてみ」

てな感じで上から目線な態度で言ってるようなもんだ。馬鹿じゃないのか。

 

 

 

 

 

 

ちなみに断ったら「空気読めねえ」って言われた。

 

ごめんな、お前が好きなHi-standard(以下:ハイスタ)も全然カッコよさが見出せなくてその話をしてるお前も空気を読めていなかったよ。

 

まぁラップの評価を下げたくないのでゴメンと謝った。しょうがない。

お前が好きなのハイスタだっけ?2度と聴かねえよ。でもラップ聴きたいんでしょ?般若のCD貸すから1週間以内に学んどけクソアマ。

 

 

音楽に文化があるように、ラップにも文化がある。

別にスラム街の頃とか洋楽を、とか言わない。ぶっちゃけ洋楽聴かないし。

日本語ラップをある程度でいい、それを聴かないと分からない話がある。

だから知らない人前でラップしたくない。日本語ラップを馬鹿にされない手段の1つとして。

 

 

 

 

ゴチャゴチャ書いた。すいません。

 

 

 

 

ラップって素晴らしいモノ、それを分かって欲しいから書きました。

今後はバトル出来るぐらいになってから言ってください。

 

 

 

生意気?

 

 

 

 

いや、仕掛けたのはそっちの方、って事でしょ??

 

move

 

ゆうまーるBP Vol.20 総評

10/3(月)ゆうまーるBP Vol.20に参加。

 

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節目なので場所もスタジオを離れ、大粒fightで御馴染みの「池袋knot」にて開催。

 

ゆうまーるBPにて1日で唯一三連覇したT-Swagg君のLiveを終え、1st BATTLEへ。

 

1st BATTLE

 

印象に残るのは、やはりカクニケンスケ氏、MC KUREI君の「当日エントリー」。遅刻したMCがかなり多く(残業だったり色々と忙しいみたいだけど)、枠にハマった2人はガチガチに会場を盛り上げた。

ゆうまーるBPに来たばかりのMCをバッサバッサ薙ぎ倒す様は本当に妖怪。絶対落ち込むよ。優勝するぞー!って意気込んでKUREI君とかと当たるとか前世どんだけひどい事したんだよって思う。

人がカッカしたところを優しく突くKUREI君、バトル巧者。ちなみに何故かお願いされて酒おごりました。かっこいい上にズルい。a.k.a.おねだり巧者。とても良い意味で嫌い。

 

シークレットゲストバトラー枠は悪影くん。試合運びが尋常じゃない。サブ司会で初めて生で見た限りアレは本当に上手い。どこかで化けてきますね。

 

ベストバウトは「Sideburn vs みなみ」

身内同士になると何故かクソみたいに弱いSideburn、クラブで本領を発揮する。対するみなみも「格好良かったら付き合ってあげるよ」と応戦し再延長まで縺れ込むもSideburnに白旗。「男女に線を引く」Sideburnは何か少しだけイケメンでした。嘘です。

 

で、当日エントリーに屈せず自分のスタイルを貫き通し優勝したのがNaughty君。イケメンだし爽やかだけど、バトルでは一切手を抜かず真剣な目つきでアサシンのように仕留める。「必殺仕事人」ですね。なんか困ったバトルがあったらゲスト枠で呼んで盛り上げてくれそう。

ちなみに裏話で、前日に行われた大粒fightに来て、「いやぁ、当日エントリーしようと思ったけど寝坊しましたね」とサラリと言っていたのに、違うMCの子に聞いたら「明日池袋knotでやるから場所を確認しただけらしいですよ」と言っていた。必殺仕事人は身軽なんだと思い知らされた。

 

2nd BATTLE

 

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(↑初Liveをカマしてくれた 鳥人(MCバツマル、HERBE、あひる)の様子。)

 

初の人も多い中Live陣がかまして会場をあっためてくれた後、2nd BATTLEへ。

 

印象はやはり「女性陣の猛追」

 

女性陣がべらぼうに強かった。

笑顔でピースフルな顔で毒舌を吐くみなみちゃんはCAOS君とMC KUREI君のバトル巧者で組んだ「Kure:Os」コンビに圧勝。vs MC KUREI君では放たれた「糠に釘」というワードに「韻に浸りすぎ」とバチッとハマったアンサーを返した時は、HIPHOPの神様が粋な演出をしてくれたとしか考えられなかった。

 

2nd BATTLEから参戦したぴのこさんは次々と相手を撃破。バイセクシャルギリギリのRAPを使い

「風俗で私が出たら可愛い方だろうが!!」

「可愛い!みんな大好き!」

「ファンなんです!ツイッターフォローしてますー!」

とぴのこワールドを創り出し、悪影君らを圧倒。

 

ベストバウトは「Naughty vs ぴのこ」

大体イケメン大好きキャラをぴのこさんは使うけど、多分今までで1番惚れてたんだと思う。「私はほくろフェチだから!可愛い!可愛い!イケメン!大好き!」と先攻からぶちかますぴのこさん。それに対しNaughty君は照れながらも紳士スタイルを披露、ぴのこさんの手を取り「Shall We Dance?」と、役所広司もびっくりな素敵な笑顔で対応し勝利。強すぎ。

 

2nd BATTLEから参戦したgodspeedさんが小気味良いフロウで決勝まで勝ち進むも自分のスタイルを披露し続けたNaughty君が2連覇し、優勝を勝ち取った。

 

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 (Naughty君のTwitterより拝借。写真1番右がNaughty君)

 

総評

 

みんなバトルに特化していてスゴい良かった。下手くそな人は1人もいなかったし、自分のスタイルをみんながちゃんと発揮していた。

ていうか常連のみんなが成長速度が早過ぎてのろまな亀みたいな俺はビビってるんだけど、とりあえず自分を貫く姿勢が大事だと思います。

 

ちなみに書かなくてもいいことかもしれませんがharuru犬さんのオープンマイク事件は、本人がスゴい反省してるけど僕は全然アリだと思います。ピースフルな現場でもいいけどたまには毒も薬になりますから。

 

うーん、書ききれない。

めっちゃくちゃ書くことあるんだけど、、、全然書ききれない。

すいません。

 

最後に。

池袋knotの皆様、BATTLE DJのPianistさん、ゆうまさん、エントリーしたMCの皆さん

本当にありがとうございました。

 

ゆうまさん主催のゆうまーるBPはしばらくは休止。

HERBEやMC バツマルらとスタジオ或いは別の場所にて行いますので、そこにも足を運んで腕を磨いてくれたらと思います。

 

ではまたの機会に。🙋🏻‍♂️

 

Move

 

2016年 上半期に出た、興味がない人に薦めたい9つのMV

今年も上半期が終わった。

ていうわけで、上半期MV(1/1〜6/30)の良作を振り返り。

 

MVは、本当に音楽が興味のない人も見てほしい。その曲の世界観が映像でバチッと決まってしまうために、いろいろと試行錯誤して練って練って、完成させるのだ。

メジャーなら色々金を積んで完成させる(もちろんそうじゃない人もいるんだろうけど)が、インディーズやメジャー出たては色んな事をして映像を作る。ダサいのもあれば、いいのもある。しかしみんな本気なのだ。その本気が詰まっていて、自分の心に刺さったMVを紹介したい。

 

 

group_inouCATCH

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group_inou / CATCH - YouTube

 

・曲とアニメーションMVのベストマッチ

group_inouのMVに欠かせないAC部というアニメーション・ユニットを起用し、そのAC部の独特な画風×group_inouの独特な雰囲気の曲の化学反応が毎度の如くリスナーの鼓膜に中毒性を産んでいる。このMVは集大成になるかというくらい、いままで排してた色使いをことごとく排除しながらもその画風は健在。未見の方はこのワールドにハマってほしい。


南風とクジラショート・ショート・ストロベリー

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南風とクジラ 「ショート・ショート・ストロベリー」MV - YouTube

 

・物語MVにレトロ風味 × クズ男という斬新さ

大体、インディーズバンドは初めて出すMVで雰囲気や立ち振る舞いが決まる部分がある。これは物語MVで、かなり博打な勝負に出たなという印象だが、今までのインディーズバンドの物語MVとは違い、バンドの色が抜きん出ている。ギターボーカルのみとうポイズンのクズ男加減の演技が好演。ただ、最後の訳がわからない三文芝居CDPRはマジでいらない。


uchuu,SI(G)N SEKAI

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uchuu, "SI(G)N SEKAI" (Official Music Video) - YouTube

 

・第2のHaKUとなるか?宇宙観を想起させる正統派MV

MVで宇宙観(ふわっとする浮遊感を想起するイメージ)を出すバンドはたまにいる。その中でMVで気持ち良く浮遊感のある表現が出来たバンドだったのはやはり名残惜しくも8/18に解散するHaKU。ハスキーなボーカルと宇宙観は当時の音楽シーンに爪痕を遺した。その後釜、つまり第2のHaKUとして、今の音楽シーンに無くてはならない存在になってほしいところ。バンドの演奏シーンが中心の正統派MVは、こちらを気持ち良い気分にさせてくれる。この路線が続ければいずれはもっと化けるだろう。


銀杏BOYZ生きたい

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銀杏BOYZ - 生きたい (MV) - YouTube

 

・360度回るMVで魅せる、峯田和伸の本気の情熱

かつて4人体制で生々しい青春をロックで赤裸々に奏でた銀杏BOYZも、今や峯田和伸1人。俳優業もこなし、音楽も?と、まるで星野源みたいなスタイルに疑念を抱いた人も少なくはないだろう。しかし、これを観ればそう言う人はいなくなると思う。カメラがひたすら360度周り、歌う等身大の峯田和伸を見せる。不恰好かもしれないが、本気がビシビシ伝わってきて、最高の峯田和伸がここに見れる。銀杏BOYZは、未だ終わらない。そう思わせてくれる、魂の十数分の映像。


underslowjamsPrime Shock

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underslowjams / Prime Shock - YouTube

 

・お洒落+女+HIPHOP=MUSIC is 最高!

最近はシャレオツなHIPHOPが流行りを見せている。例を挙げればSuchmosなんかがスゴイお洒落だ。ただ、underslowjamsはMVにほぼ顔出ししない。ひたすら妖艶に躍るセクシーな女の子や、お洒落な映像が画面いっぱいに溢れる。彼女と家でデートしてこの音楽をYouTubeで流そうもんならもうこの人についていく!ってなるだろう。ならない女は女じゃない新撰組斉藤一の言葉を借りればただの糞袋だ。気持ち良い音楽が身体を包み込み、視覚でもしっかり忘れないお洒落な映像は、音楽って最高だなという再認識が頭に浮かんでは離れない傑作。


あらかじめ決められた恋人たちへgone feat.曽我部恵一

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あらかじめ決められた恋人たちへ「gone feat.曽我部恵一」MV - YouTube

 

・若者感情移入禁止!全ての楽しい事を忘れた年配者に捧ぐ、上質なMV

「年取ったって、楽しい事したいじゃん!」って、素晴らしい事である。邦楽インストゥルメンタルバンドの最高峰とも言えるあらかじめ決められた恋人たちへのメロディに曽我部恵一の甘い声が乗り、このMVは気持ち良いものになっている。年配者にスポットライトが当たるMVって、なかなか無いから良い。


スカートCALL

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スカート / CALL 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 - YouTube

 

・構図の妙。映画?いやこれはMVだ。

カットがいちいち小気味良い。照明や撮影がキチンとなされてるMVは、もはやMVじゃなくて既存映画のMADなんじゃねーのかみたいな雰囲気を生み出す。足のドリーショットだとか海岸沿いの自動販売機だとか、おい、そんな綺麗に女子高生を映すんじゃないよ!と嘆いてしまう。完成度、という点ではピカイチ。青春時代を懐かしみながら見たい。

 

The fin.Through The Deep

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The fin. - Through The Deep - YouTube

 

・異空間、異世界、異次元音楽

何なんだよこの出で立ち!どっかのヘンテコファッションショーみたいな、ホームレスよろしくな服を着た美女がクソジジイと戯れてるだけ。でも、何なんだろう、音楽と世界観がグルグル回り、自分もその場にいる感じが生まれる。だから、ラストシーンに「クソジジイてめぇー!!」ってなる。歌ってる奴らもお前ら危ないぞ!ってとこでカッコ良い。異世界は何だってありなのだ。

 

歌うアホウドリ灯台

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歌うアホウドリ - 灯台 - YouTube

 

・閲覧注意!殴る蹴るのバイオレンスラブストーリー

今日1番の「誰やねんお前ら」が心の声として聞こえました。さて。こういうヒシヒシくる物語MVは本気で良い。イースタンユースのような魂こもった曲途中の転調から暴力開始。転調が急すぎるから身構えながら観た方が良いかもしれない。矢口真里の元旦那もこのくらいすれば良かったのにね。最後の方のシーン、暴力と愛、これは本当に考えさせられる。監督にお会いしたくなった。

 

 

 

 

以上9つ。

幅広く調べていくと結構面白いMVは沢山あります。

是非楽しみながら探して下さい。

 

 

 

 

 

ちなみに。

岡崎体育「MUSIC VIDEO」は除外しました。体としてはMVへのとめどない嫌がらせだからです。

 

 

 

 

 

 

それでは。