まだ20代前半のくせに半生を振り返ってしまった
最近全く寝れません。寝るって言っても会社でだとか休みに寝溜めみたいな事をする不摂生な生活。金が無いから出歩けない。貧乏寝てばっかし。
今日に至っては寝てすらない。いや、それは結果論で、寝る努力はした。けど寝れなかった。
仕方がないし、どうせ寝れないなら、と過去の回想に耽る為に写真フォルダを漁る事にした。
やっぱり、大学の時の写真が多い。
大学の時、俺はみんなから見てどんなキャラだったのだろう。
俺は映画の大学に通ってた。
本当は音楽関係の仕事に就きたくてその専門学校に入学が決まっていたのに、暇つぶしに行った新設大学のパンフレットを親父に見せたら親父の目の色が変わって「ココしか入学は認めん」とか訳の分からん事を言われて仕方なく入った。
作文ばかり書かせられた高校に言ってたおかげでレポートは余裕、脚本も本好きのお陰でサクッと物語が書けて2年?3年?かのゼミでやる短編4作品のうちの1つの脚本に選ばれたりした。
映画は全然観てない。好きではなかった。時代劇映画が好きな親父に色んなところを連れ回されてた覚えはある。
でもその中で観た「壬生義士伝」という映画は、大学4年間で通って映画を沢山観ても越せなかった。
そんな中兄貴に連れられて、やっと好きになったのが、HIPHOP、MC BATTLEだった。
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UMB2010東京予選。ここから俺は色んな現場に足を運んだ。
こっから先は長ーくなるし自分でもどうでもいい。
ただ、マイクはまだ握ってるし、未だにヒップホップが大好きだ。
大学を振り返ると過去から現在へシュンと行ってしまう、悪いクセ。
でも、あの大学でヒップホップやろうと思えた、それは前にブログで書いた通り。
今でも感謝してるし、いつか大学へまた遊びに行こう。
2016年12月は3,4本のMC BATTLEの大会に出ようと思う。
来年は転職活動など色々と考えてるのでどこまで大会に出れるかはハッキリとは分からない。
やれるとこまで突っ走る。
何回も言ってる話だけどね。
また綺麗事みたいなブログになってしまった、そろそろ会社へ行く準備をしなくちゃいけない。
頑張ろう…
大学のみんな、待っててくれ。。。
move
タバコの煙に無関心を謳えば
後輩にやたらと押しつけ、何も仕事してないまんま勤務を終える。いつものように喫煙所でタバコに火を点け煙を出す。
煙はまるで意思のない人間のように上に流れていく。
「意思のない人間」。
無関心な人間ほど、怖いと最近感じる。
今日の夜は仕事労い会が催される。こういう飲み会は、仕事が無ければ大体自分は向かう。
もちろん、それが義務であると感じてるからだ。出欠表なんざ無くてもみんな◯つけて当然だと思ってる。
しかし、出席率が異様に低い。
1年目の新人は7人中たったの1人、2年目、つまり自分の同期は12人中3人。
3〜5年目は10人中2人。
何なんだろうこの出席率は。期間なんて長く取ってたのに、あまりに少な過ぎる。
予め言っておくが、別に自分は強制はしてない。彼氏/彼女持ちならそちらを優先していいと思うし、友達でももちろん構わない。だが、華金で、そんなにお前ら予定あんのかと言えば、大抵そんな予定もなく帰宅してる連中ばかりだ。
もちろん上司も参加する。上司はそんなにスパルタな人はいないので、無礼講よろしく仲睦まじく話ができる常識的かつ良識ある人間たちだ。
そういう人達と話すと様々な事が分かる。人となり、性格、苦労、笑顔…顔のシワなどから一挙手一投足、手に取るように嘘か真か分かる。
呑みの楽しさというのは、そういうコミュニケーションから始まる。そこで親睦を深めて会社でも有意義に勤務を遂行する事が出来る。
それで行かない奴らは次に発する言葉が
「早く辞めたいな」
だったら早く辞めてくれ。目障りだ。お前が煙たがられる理由がなぜ分からない。
「呑み行かないと仕事煙たがられるの?」と思うかもしれないが、大体呑みで出席率が高い奴は仕事でのポテンシャルの高さが凄まじい。それを両立できる奴が社会で適応していくんだな、と傍目で見て実感出来る。
もはや「ゆとり世代」だけでは片付けられない問題だと思う。呑みの場でのバイブスの共有への意識の薄さが、仕事への意欲を削いでるのはあまりにも問題すぎる。
「この人たちを、迎えたのも私達なのにねぇ」
おばあちゃん上司もそう嘆いていた。
そう、みんな、感謝が薄れてる。この世は3億総無関心社会。活躍するのは難しいな、自民党さん。
楽しく生きる事を探してみないか?と言いたくもなる。
給料日前だから金がないかもしれない。
でも俺も金がないからそんな言い訳は通用しない。いや通用させてたまるか。馬鹿たれ。
俺だって仕事明け寝てすぐだよ。
でもああいう場で歓談できるんだから、良いんじゃないのか。
クソぉ。
タバコを吸い終えて、喫煙所を出る。
外はすっかり晴れ渡り、長袖を着てきた自分を少し恨んだ。
「3億総無関心社会」ーーーーー。
イヤだなぁとか思いながら、帰路に着いている。あと2駅で最寄駅だ。
空の箱に溜息を入れて、電車に揺られている。
move
ラップを知らない人の前でフリースタイルラップをするか問題
どうも、moveです。
昨今フリースタイルダンジョンでラップブームがグングン来ていますね。
というわけで、今日の呑みの話。
会社の友達と居酒屋で呑んでいた。辞めたバイトの子も入れて。
普通に音楽の話をしてたら急に言われる、魔の言葉。
「そういえば、ラップしてるんでしょ?ここでやってよ」
出た。何なんだろうこの馬鹿さ加減。反吐が出そうになるし、言われて怒り狂うほどムカついた言葉ランキングなら2位である。1位は「最初から好きじゃなかった」である。元カノに言われた別れの言葉だ。
さて、みんなは、やるだろうか?やらないだろうか?
あくまでフリースタイルダンジョンぐらいはちょこっとだけ知ってますよくらいの知り合いの前だとして。
俺は絶対に「やらない」を選択する。
ラップを出来なくても"知ってる"奴ならいい。要はラップヘッズ。
色んな音源やバトル。そういうものをある程度知ってる奴なら、「ああ、今のやつはこういうやつのサンプリングじゃん」となる。知らなくても引用と分かれば良い、調べたりして段々耳が肥えて良い循環が生まれる。
でも厄介なのが知らない奴ら。
例えばフリースタイルを披露したとして「俺とお前なら何でもありだからさ」と言うとしよう。
観た人なら分かるが「MC漢とKNZZのBeef」のMC漢フリースタイルセッション中の引用だ。
でも絶対にヒップホップ知らない人はあんなの観てないし、上手く絡めても「?」ってなるだけだ。
音源の一節を引用してもダメだろう、「雨降りの月曜〜」とか「知らざあ言って聞かせやしょう」とか…
一般の感覚の「音源で分かる」のはせいぜい「東京生まれHIPHOP育ち」ぐらいだろう。
そう、つまり沸く所に沸かない→沸く所が限られているという、つまり制御された「縛りフリースタイルラップ」という無意味かつ地獄絵図が勝手に出てくるのだ。
最近Lick-G君は「観客の耳を音源のレベルまで上げたい」と言ってるが、俺は「一般人の耳をラップヘッズのレベルまで上げたい」のだ。
実際そんなラップってまだ認知化されてない。
バトルdigっても絶対に音源までdigっている人はかなり少ない。
どうせやるなら沸かせたい。それがラップやってる奴の本望だろう。それが出来なかった、いや理解できなかった場合の後始末はどうするのだ。
ゲロ吐いた奴の後始末をしないで帰るか?しないだろう。まずは聴いてからにしてほしい。
ラップをある程度深めてから聴くべきだ。大人の礼儀。
「お前らのバンド名前聞いたことないな、どんな感じ?聴かせてみ」
てな感じで上から目線な態度で言ってるようなもんだ。馬鹿じゃないのか。
ちなみに断ったら「空気読めねえ」って言われた。
ごめんな、お前が好きなHi-standard(以下:ハイスタ)も全然カッコよさが見出せなくてその話をしてるお前も空気を読めていなかったよ。
まぁラップの評価を下げたくないのでゴメンと謝った。しょうがない。
お前が好きなのハイスタだっけ?2度と聴かねえよ。でもラップ聴きたいんでしょ?般若のCD貸すから1週間以内に学んどけクソアマ。
音楽に文化があるように、ラップにも文化がある。
別にスラム街の頃とか洋楽を、とか言わない。ぶっちゃけ洋楽聴かないし。
日本語ラップをある程度でいい、それを聴かないと分からない話がある。
だから知らない人前でラップしたくない。日本語ラップを馬鹿にされない手段の1つとして。
ゴチャゴチャ書いた。すいません。
ラップって素晴らしいモノ、それを分かって欲しいから書きました。
今後はバトル出来るぐらいになってから言ってください。
生意気?
いや、仕掛けたのはそっちの方、って事でしょ??
move
ゆうまーるBP Vol.20 総評
10/3(月)ゆうまーるBP Vol.20に参加。
節目なので場所もスタジオを離れ、大粒fightで御馴染みの「池袋knot」にて開催。
ゆうまーるBPにて1日で唯一三連覇したT-Swagg君のLiveを終え、1st BATTLEへ。
1st BATTLE
印象に残るのは、やはりカクニケンスケ氏、MC KUREI君の「当日エントリー」。遅刻したMCがかなり多く(残業だったり色々と忙しいみたいだけど)、枠にハマった2人はガチガチに会場を盛り上げた。
ゆうまーるBPに来たばかりのMCをバッサバッサ薙ぎ倒す様は本当に妖怪。絶対落ち込むよ。優勝するぞー!って意気込んでKUREI君とかと当たるとか前世どんだけひどい事したんだよって思う。
人がカッカしたところを優しく突くKUREI君、バトル巧者。ちなみに何故かお願いされて酒おごりました。かっこいい上にズルい。a.k.a.おねだり巧者。とても良い意味で嫌い。
シークレットゲストバトラー枠は悪影くん。試合運びが尋常じゃない。サブ司会で初めて生で見た限りアレは本当に上手い。どこかで化けてきますね。
ベストバウトは「Sideburn vs みなみ」。
身内同士になると何故かクソみたいに弱いSideburn、クラブで本領を発揮する。対するみなみも「格好良かったら付き合ってあげるよ」と応戦し再延長まで縺れ込むもSideburnに白旗。「男女に線を引く」Sideburnは何か少しだけイケメンでした。嘘です。
で、当日エントリーに屈せず自分のスタイルを貫き通し優勝したのがNaughty君。イケメンだし爽やかだけど、バトルでは一切手を抜かず真剣な目つきでアサシンのように仕留める。「必殺仕事人」ですね。なんか困ったバトルがあったらゲスト枠で呼んで盛り上げてくれそう。
ちなみに裏話で、前日に行われた大粒fightに来て、「いやぁ、当日エントリーしようと思ったけど寝坊しましたね」とサラリと言っていたのに、違うMCの子に聞いたら「明日池袋knotでやるから場所を確認しただけらしいですよ」と言っていた。必殺仕事人は身軽なんだと思い知らされた。
2nd BATTLE
(↑初Liveをカマしてくれた 鳥人(MCバツマル、HERBE、あひる)の様子。)
初の人も多い中Live陣がかまして会場をあっためてくれた後、2nd BATTLEへ。
印象はやはり「女性陣の猛追」。
女性陣がべらぼうに強かった。
笑顔でピースフルな顔で毒舌を吐くみなみちゃんはCAOS君とMC KUREI君のバトル巧者で組んだ「Kure:Os」コンビに圧勝。vs MC KUREI君では放たれた「糠に釘」というワードに「韻に浸りすぎ」とバチッとハマったアンサーを返した時は、HIPHOPの神様が粋な演出をしてくれたとしか考えられなかった。
2nd BATTLEから参戦したぴのこさんは次々と相手を撃破。バイセクシャルギリギリのRAPを使い
「風俗で私が出たら可愛い方だろうが!!」
「可愛い!みんな大好き!」
「ファンなんです!ツイッターフォローしてますー!」
とぴのこワールドを創り出し、悪影君らを圧倒。
ベストバウトは「Naughty vs ぴのこ」。
大体イケメン大好きキャラをぴのこさんは使うけど、多分今までで1番惚れてたんだと思う。「私はほくろフェチだから!可愛い!可愛い!イケメン!大好き!」と先攻からぶちかますぴのこさん。それに対しNaughty君は照れながらも紳士スタイルを披露、ぴのこさんの手を取り「Shall We Dance?」と、役所広司もびっくりな素敵な笑顔で対応し勝利。強すぎ。
2nd BATTLEから参戦したgodspeedさんが小気味良いフロウで決勝まで勝ち進むも自分のスタイルを披露し続けたNaughty君が2連覇し、優勝を勝ち取った。
(Naughty君のTwitterより拝借。写真1番右がNaughty君)
総評
みんなバトルに特化していてスゴい良かった。下手くそな人は1人もいなかったし、自分のスタイルをみんながちゃんと発揮していた。
ていうか常連のみんなが成長速度が早過ぎてのろまな亀みたいな俺はビビってるんだけど、とりあえず自分を貫く姿勢が大事だと思います。
ちなみに書かなくてもいいことかもしれませんがharuru犬さんのオープンマイク事件は、本人がスゴい反省してるけど僕は全然アリだと思います。ピースフルな現場でもいいけどたまには毒も薬になりますから。
うーん、書ききれない。
めっちゃくちゃ書くことあるんだけど、、、全然書ききれない。
すいません。
最後に。
池袋knotの皆様、BATTLE DJのPianistさん、ゆうまさん、エントリーしたMCの皆さん
本当にありがとうございました。
ゆうまさん主催のゆうまーるBPはしばらくは休止。
HERBEやMC バツマルらとスタジオ或いは別の場所にて行いますので、そこにも足を運んで腕を磨いてくれたらと思います。
ではまたの機会に。🙋🏻♂️
Move
2016年 上半期に出た、興味がない人に薦めたい9つのMV
今年も上半期が終わった。
ていうわけで、上半期MV(1/1〜6/30)の良作を振り返り。
MVは、本当に音楽が興味のない人も見てほしい。その曲の世界観が映像でバチッと決まってしまうために、いろいろと試行錯誤して練って練って、完成させるのだ。
メジャーなら色々金を積んで完成させる(もちろんそうじゃない人もいるんだろうけど)が、インディーズやメジャー出たては色んな事をして映像を作る。ダサいのもあれば、いいのもある。しかしみんな本気なのだ。その本気が詰まっていて、自分の心に刺さったMVを紹介したい。
① group_inou「CATCH」
・曲とアニメーションMVのベストマッチ
group_inouのMVに欠かせないAC部というアニメーション・ユニットを起用し、そのAC部の独特な画風×group_inouの独特な雰囲気の曲の化学反応が毎度の如くリスナーの鼓膜に中毒性を産んでいる。このMVは集大成になるかというくらい、いままで排してた色使いをことごとく排除しながらもその画風は健在。未見の方はこのワールドにハマってほしい。
② 南風とクジラ「ショート・ショート・ストロベリー」
南風とクジラ 「ショート・ショート・ストロベリー」MV - YouTube
・物語MVにレトロ風味 × クズ男という斬新さ
大体、インディーズバンドは初めて出すMVで雰囲気や立ち振る舞いが決まる部分がある。これは物語MVで、かなり博打な勝負に出たなという印象だが、今までのインディーズバンドの物語MVとは違い、バンドの色が抜きん出ている。ギターボーカルのみとうポイズンのクズ男加減の演技が好演。ただ、最後の訳がわからない三文芝居CDPRはマジでいらない。
③ uchuu,「SI(G)N SEKAI」
uchuu, "SI(G)N SEKAI" (Official Music Video) - YouTube
・第2のHaKUとなるか?宇宙観を想起させる正統派MV
MVで宇宙観(ふわっとする浮遊感を想起するイメージ)を出すバンドはたまにいる。その中でMVで気持ち良く浮遊感のある表現が出来たバンドだったのはやはり名残惜しくも8/18に解散するHaKU。ハスキーなボーカルと宇宙観は当時の音楽シーンに爪痕を遺した。その後釜、つまり第2のHaKUとして、今の音楽シーンに無くてはならない存在になってほしいところ。バンドの演奏シーンが中心の正統派MVは、こちらを気持ち良い気分にさせてくれる。この路線が続ければいずれはもっと化けるだろう。
④ 銀杏BOYZ「生きたい」
・360度回るMVで魅せる、峯田和伸の本気の情熱
かつて4人体制で生々しい青春をロックで赤裸々に奏でた銀杏BOYZも、今や峯田和伸1人。俳優業もこなし、音楽も?と、まるで星野源みたいなスタイルに疑念を抱いた人も少なくはないだろう。しかし、これを観ればそう言う人はいなくなると思う。カメラがひたすら360度周り、歌う等身大の峯田和伸を見せる。不恰好かもしれないが、本気がビシビシ伝わってきて、最高の峯田和伸がここに見れる。銀杏BOYZは、未だ終わらない。そう思わせてくれる、魂の十数分の映像。
⑤ underslowjams「Prime Shock」
underslowjams / Prime Shock - YouTube
・お洒落+女+HIPHOP=MUSIC is 最高!
最近はシャレオツなHIPHOPが流行りを見せている。例を挙げればSuchmosなんかがスゴイお洒落だ。ただ、underslowjamsはMVにほぼ顔出ししない。ひたすら妖艶に躍るセクシーな女の子や、お洒落な映像が画面いっぱいに溢れる。彼女と家でデートしてこの音楽をYouTubeで流そうもんならもうこの人についていく!ってなるだろう。ならない女は女じゃない、新撰組の斉藤一の言葉を借りればただの糞袋だ。気持ち良い音楽が身体を包み込み、視覚でもしっかり忘れないお洒落な映像は、音楽って最高だなという再認識が頭に浮かんでは離れない傑作。
⑥ あらかじめ決められた恋人たちへ「gone feat.曽我部恵一」
あらかじめ決められた恋人たちへ「gone feat.曽我部恵一」MV - YouTube
・若者感情移入禁止!全ての楽しい事を忘れた年配者に捧ぐ、上質なMV
「年取ったって、楽しい事したいじゃん!」って、素晴らしい事である。邦楽インストゥルメンタルバンドの最高峰とも言えるあらかじめ決められた恋人たちへのメロディに曽我部恵一の甘い声が乗り、このMVは気持ち良いものになっている。年配者にスポットライトが当たるMVって、なかなか無いから良い。
⑦ スカート「CALL」
スカート / CALL 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 - YouTube
・構図の妙。映画?いやこれはMVだ。
カットがいちいち小気味良い。照明や撮影がキチンとなされてるMVは、もはやMVじゃなくて既存映画のMADなんじゃねーのかみたいな雰囲気を生み出す。足のドリーショットだとか海岸沿いの自動販売機だとか、おい、そんな綺麗に女子高生を映すんじゃないよ!と嘆いてしまう。完成度、という点ではピカイチ。青春時代を懐かしみながら見たい。
⑧ The fin.「Through The Deep」
The fin. - Through The Deep - YouTube
・異空間、異世界、異次元音楽
何なんだよこの出で立ち!どっかのヘンテコファッションショーみたいな、ホームレスよろしくな服を着た美女がクソジジイと戯れてるだけ。でも、何なんだろう、音楽と世界観がグルグル回り、自分もその場にいる感じが生まれる。だから、ラストシーンに「クソジジイてめぇー!!」ってなる。歌ってる奴らもお前ら危ないぞ!ってとこでカッコ良い。異世界は何だってありなのだ。
・閲覧注意!殴る蹴るのバイオレンスラブストーリー
今日1番の「誰やねんお前ら」が心の声として聞こえました。さて。こういうヒシヒシくる物語MVは本気で良い。イースタンユースのような魂こもった曲途中の転調から暴力開始。転調が急すぎるから身構えながら観た方が良いかもしれない。矢口真里の元旦那もこのくらいすれば良かったのにね。最後の方のシーン、暴力と愛、これは本当に考えさせられる。監督にお会いしたくなった。
以上9つ。
幅広く調べていくと結構面白いMVは沢山あります。
是非楽しみながら探して下さい。
ちなみに。
岡崎体育「MUSIC VIDEO」は除外しました。体としてはMVへのとめどない嫌がらせだからです。
それでは。
自分がラップをしてる理由
深夜ダラダラとテレビを観てた。
テレビ番組で「追悼・永六輔」という名目で流してたのをチラと見た。
永六輔さんの著書で、「死亡診断書を書いて死んだのではなく、死者を思う心で生き続けてる、その死者を思わなくなった時、その人は死ぬのだ」みたいな文が出た時、俺の友人がふと蘇った。
そいつの名前は佐々木。サッキーって、俺は呼んでた。
まだmixi全盛期の時に大学のコミュニティみたいなものがあって、新設大学で第1期だった俺は、コミュ障だし入ろうと思って入った。
その時のリーダー的存在だったのが、サッキーだった。
サッキーは優しかった。いつも、俺を優しく見守ってくれて、手助けしてくれていた。気が効く奴だが将来への展望もきちんと視野に入れていて、大学2年か3年の時にフォトスタジオを立ち上げていた。
ちょうど俺がラップを始めた時と、同時期だった。
サッキーはいつも言っていた。
「やってんでしょ、ラップ。聞きたいな」
聞かせたかったけど、その時も今も、とても見せられるようなラップじゃなかった。冷やかしと捉えられてもおかしくなかったし、なら、もっとスキルを磨いて披露したかった。
2年辺りからコースも分かれ、会う機会が減った中で、サッキーはフォトスタジオの経営なり何なりで更に会う機会も少なくなっていった。
たまにすれ違うと、久しぶりだなぁ、何してんだよ、元気?なんて、小学校とかの同窓会みたいな話とかしかしなかった。
サッキーに誘われて団体のニコニコ生放送のお手伝いをした。サッキーは現場を上手く回し、手際よく、そして笑顔が絶えなかった。その時に一緒に手伝いに来てた人も、サッキーといると楽しそうだった。
「こいつは将来、いい酒が酌み交わせそうだな」
自然にそう思った。思ってた。
しばらく会わない日々が続いた。
学校から帰ってきたら、大学から一通のメールが来た。
「佐々木さんが亡くなりました」
嘘だろ、って思った。振り返ってないから分からないけど、確か撮影の手伝いして2〜3ヶ月前後だった。悪いイタズラだって信じたかった。
すぐ仲良かった友達に連絡した。
「サッキー、轢き逃げに遭ったらしい。進行方向にいた車を退けようとして行ったらそのまま…」
葬式に行った。
お焼香を済ませ外へ出たら葬式会社の人から、「故人の顔を拝みたい方はお並びください」と言われた。
撮影の手伝いに来てた人が来てた。
友人らしき人に「佐々木の事だからあいつが悪い事したんじゃねーの」と悪態をついていた。殴りたくなったが、現場を見てない人間にそんな事をする資格もないし、あのサッキーが浮かばれないだろうと止めた。
もうすぐ自分の番になる前に、サッキーの顔を先に拝んだ撮影の手伝いの人が戻って行っていた。俯き、次第に膝から崩れ落ち、エンエン泣いていた。
強がってたんだな、サッキーの前で…って思った。
顔を拝んだ。
誰だか分からなかった。正直、違う人を拝んだ気分になるくらい、サッキーだとは思えなかった。
涙を流せなかった。
その後家に帰宅して、風呂場で少し泣いた。本当にサッキーは死んだんだって。
何でラップを見せなかったんだろう。ラップ聞いてスゲーって高笑いして欲しかった。本当にゴメン、サッキー。
それから何年か経って。
未だに下手ながらラップを続けてる。
あの時多分サッキーが「ラップ見せてよ」って言わなかったら、俺も続けていないと思う。
大学の俺のラップを見たがってたのは、2人くらいしかいなかったし、サッキーは唯一の男だったから、自分は男として認めてもらいたかったんだと思う。
ラップをやってる、とfacebookとかで言うと、会った時に「ラップ聞かせてよ」「ヘイ、ヨー(笑)」みたいなのがチラホラ出てくる。
俺は絶対にやらないことにしてる。
馬鹿にされたからじゃなく、サッキーに見せていないからだ。
サッキーに見せないで自分のラップを他の人に見せるのは絶対に嫌だと思ったからだ。
いつかサッキーの実家に行き、線香を入れたいが、場所も全然知らない。
だから、見えないサッキーの姿を、ちょっと空に向けて拝んでみようと思う。
サッキー、空の上から見ていてくれ。大会で優勝して、酒で乾杯しような。
永六輔さんの姿をサッキーに重ね合わせたところで番組が変わりアイドルグループの番組になったのでテレビを消した。
サッキーはいま天国で何をしてるんだろう。
ラップ、続けます。何があろうとも。サッキーとの誓いだから。
6.30 「ゆうまーるBP 東日本橋編」感想とか
どうも。MOVEです。
6.30 東日本橋のBar & Rental Space「NooB」にて、『ゆうまーるBP 東日本橋編』を行いました。
場所はこちら。
あれ、オシャレすぎない?
とお思いの方、安心してください。近日動画を上げますが、ほとんどそれらしさを見せないつもりです。すいません。バトルに集中して頂きたいので。
で、ゆうまーるBPはほぼ毎回ゲストバトラー、つまり強いMCを招待し、参加MCの気持を鼓舞するという事をやっております。
今回のゲストバトラーはTK da 黒ぶち氏。
ADRENALINE 2015 / MC☆ニガリ vs TKda黒ぶち - YouTube
高速フロウでメッセージ性のあるパンチラインを吐き、唯一無二の存在感を魅せる埼玉・春日部レペゼンのMCです。
MC BATTLE最大規模の大会、「UMB」にて埼玉代表に輝くなど、様々な成績を残しています。
地上波のMCバトル番組「フリースタイルダンジョン」でチャレンジャーとして出演してたのも記憶に新しいかと思います。
1st Album「LIFE IS ONE TIME , TODAY IS A GOOD DAY」も発売され、今のバトルシーンを担う1人として注目されています。
「HOPE」
「種」
TKda黒ぶち "種" from ALBUM 「LIFE IS ONE TIME,TODAY IS A GOOD DAY.」 - YouTube
そんなゲストMCを招いた今回のゆうまーるBPのエントリーMCはこちら↓(敬称略)
アブロニカ
MASK
K-真
HERBE
あひる
ゆうま
CAN-K the CONVERSE
inferio
Mk-2
TUMA
ゆうまーるBP主催のゆうまを筆頭に、MASK、K-真、inferioの初参戦組、トラックメイカーとしても活動するアブロニカ、大阪発のインテリ&イケメンのHERBE、あひる、CAN-K the CONVERSEの大会を荒らす若手MC組と、多彩に富んだラインナップ。
普段のゆうまーるBPはエントリーMCが集合し、第1回トーナメント、第2回トーナメントを行い、時間により勝っていないMCのエキシビションバトルなどを行います。
が、
せっかく副代表の自分が企画するので、ちょっと変えてみようと思いました。
↓とりあえず結果を振り返りましょう↓
第1回トーナメント優勝 : TK da 黒ぶち
フロウ vs ライムの対決となった「TK da 黒ぶち vs ゆうま」、2回延長にもつれた「あひる vs MASK」がベストバウトでした。
あひるは流石胎動MC BATTLEの王者なだけあり、延長戦をしっかりとしたSTYLEで乗り越えていて体力が違うなという印象。初参戦組もしっかりカマしていました。あと僕の勝敗は気にしないで下さい。
第2回トーナメント優勝 : CAN-K the CONVERSE
ここからK-真が参戦。
家内を持つ26才サラリーマンが魂をぶつけた「K-真 vs ゆうま」、ユニークな試合内容になった「HERBE vs TUMA」などが面白い試合でした。
中でもベストバウトになったのが「TK da 黒ぶち vs CAN-K the CONVERSE」。第1回では一回戦負けしていたCAN-Kでしたが、自分が持ち込んだトーナメントを覗き対戦相手を知ると、「やった♪」とルンルン気分で持ち場に戻ったCAN-K。対戦内容は動画で上げますが、CAN-Kのキレ味が尋常じゃなかったです。あと僕の勝敗は気にしないで下さい(2回目)
そして、ここで自分の考案したルールをプラスしました。
第1回トーナメント優勝MCと第2回トーナメント優勝MCで闘う、というルールです。
ということで、最終決戦は
TK da 黒ぶち(第1回トーナメント優勝)
vs
CAN-K the CONVERSE(第2回トーナメント優勝)!
果たして結果は… !?
動画にて!
正直機材トラブルが多くて皆様に多大なご迷惑をお掛けしました。すいません。優しくして下さったのにマイクの上で僕をdisるのも仕方ないです。ふざけんなって話ですよね。
今回の様子は近日動画で上げます。
期待していて下さい。
あと今回、みんなが優しく接してくれてとても嬉しかったですし、何より楽しかったです。こんなに優しくされたのは元カノ以来です。嘘です。全員に感謝です。どうもありがとうございました。
ゆうまーるBP恒例の打ち上げはいつものサイゼリヤではなく、ジョナサン。
いつもよりリッチな気分に浸りながら楽しく打ち上げ参加メンバーと会話を弾ませていると、友人から「昨日相席屋で一緒に話した女の子とクラブで遊び行くけど、来ない?」と言われたのですが、わざわざ打ち上げに来て下さったぴのこさんが盛り上げてくれてるのに、俺に対してクソ冷たい変な女の子とクラブなんか行けないと断りました。彼女を作るのはまだ先になりそうです。
ぴのこさん、ありがとうございました。
MOVE